どうも、チャパログです。
「マリベルは魔法使いが似合いそうやな」
『ドラゴンクエストVII Reimagined』でダーマ神殿へ向かっていたわしは、そんなことを考えていた。
転職ができる。仲間を好きな職業に育てられる。楽しみにしていたのは、それだけだった。
なのに待っていたのは、力を奪われ、魔法も使えず、人間の弱さまで見せつけられる長い苦難だった。
この記事では、ダーマ編で転職への期待が絶望に変わり、最後に自由を取り戻したとき、わしが何を感じたのかを紹介する。
結論|欲しかったのは転職システムではなく、選べる自由だった
| 体験 | わしの気持ち |
|---|---|
| ダーマ神殿へ向かう | マリベルやガボの転職先を考えて楽しみにしていた |
| 力を奪われる | 転職どころではなくなり、期待が絶望に変わった |
| 荒れ果てた町 | 人間の欲や不信感がむき出しになった空気が嫌だった |
| 魔法を封じられた戦闘 | 回復する自由まで奪われ、戦い続けることが苦しかった |
| 裏切りとネリスの悲劇 | 人間の弱さを利用する敵の恐ろしさが心に残った |
| アントリア撃破後 | 職業を選べることが、以前よりも大切に感じられた |
※この記事はダーマ編の物語や登場人物について重大なネタバレを含む。
目次
- マリベルを魔法使いにする。それだけで楽しかった
- 力を奪われた町で、希望までなくなっていく
- 魔法が使えない戦闘で感じた不自由さ
- 裏切りとネリスの悲劇が一番つらかった
- アントリアを倒して、ようやく取り戻したもの
- 転職できるようになっても、後味は残った
1.マリベルを魔法使いにする。それだけで楽しかった
ダーマ神殿と聞くと、わしはやっぱり転職を思い浮かべる。
『ドラゴンクエストIII』なら、仲間を何の職業にするか考える時間から楽しい。
今回もそんな気持ちだった。
「マリベルは魔法使いが似合いそうやな」
「ガボは武闘家か。いや、意外と僧侶もありかもしれん」
まだ転職できてもいないのに、わしの頭の中では仲間たちの将来が決まりかけていた。
RPGで仲間を育てる楽しさには、こういう時間も含まれていると思う。
強い職業を探すだけではない。キャラクターの性格や見た目から、似合いそうな職業を想像する。
その選択を自分でできることが楽しいんじゃ。
そんなわしを待っていたのは、想像していた転職の楽しさとはまるで違う展開だった。
ダーマ神殿は悪の手に落ちており、こちらの力まで奪われてしまう。

「なんでわしはいつもこうなんねん!」
マリベルを魔法使いにするつもりが、自分たちの力を取り戻すところから始めなければならなくなった。
転職先を選ぶ楽しみは、一気に遠ざかってしまったんじゃ。
2.力を奪われた町で、希望までなくなっていく
力を奪われたあとにたどり着いた町も、わしには居心地の悪い場所だった。

活気がない。
人を騙そうとする者がいて、他人を信用していない者もいる。
誰かが困っていても、自分が生き残ることで精いっぱいに見える。
「なんや、この街」
わしが嫌だったのは、単に建物が荒れていることではなかった。
人間同士が信用できなくなっている、あの空気じゃ。

魔物が町を破壊するなら、倒すべき相手は分かりやすい。
でも、ここでは人間の欲や疑いがむき出しになっている。
誰を信用していいのか分からない場所では、力を取り戻すことだけ考えていても落ち着かない。
「絶対、嫌やわ。こんな町」
そう思った。
転職を楽しみにしていたわしが、いつの間にか「この場所から抜け出せるんやろか」と考えるようになっていた。
ダーマ編の絶望感は、能力を奪われたことだけではない。
人が自分の未来を信じられなくなると、町の空気まで変わってしまう。
わしには、そう感じられたんじゃ。
3.魔法が使えない戦闘で感じた不自由さ
物語だけではなく、戦闘でも力を奪われたことを思い知らされた。
魔法が使えない。
ホイミやベホイミで回復したくても、それができない。
MPが残っていても呪文を使えないというのは、思っていた以上に苦しかった。
フーラルから回復効果のある「奇跡の石」を渡されるものの、連戦するたびにHPが減り、薬草や上薬草も少しずつ減っていく。
わしはブーメラン系の武器で複数の敵を攻撃し、できるだけ早く戦闘を終わらせようとしていた。
でも、ここで書きたいのは武器の性能ではない。
いつもなら普通に使っていた回復呪文が、どれだけありがたいものだったのかということじゃ。
HPが減ったら回復する。
そんな当たり前の行動を選べなくなるだけで、戦闘の感じ方が変わってしまう。
しかも、ようやく先へ進めたと思ったところで、信用していた人物にも裏切られた。

「えぇぇ~……! ここで裏切るか? 普通……」
進んできたダンジョンを、またやり直すことになった。
回復手段を気にしながら進み、ようやく抜けられると思ったところで、また突き落とされる。
HPだけではなく、遊んでいるわしの気力まで削られていく。
このあたりで、ダーマ編の「力を奪われる」という出来事は、物語の設定ではなく、わし自身が感じる不自由さになっていた。

4.裏切りとネリスの悲劇が一番つらかった
ダーマ編で特に心に残ったのは、病弱なネリスのことだった。
体が弱く、自分に自信を持てない。
そんなネリスの心の隙に、魔物が入り込んでいく。

わしが嫌だったのは、何もないところに突然悪意が生まれたようには見えなかったことじゃ。
妬みや怒り、劣等感。
誰でも「なんで自分ばっかり」と思うことくらいはある。
魔物は、そういう人間の弱さにつけ込んでいるように見えた。
そしてネリスは魂の剣を手にし、こちらの敵として立ちはだかった。
守られる側に見えた人物が、今度は誰かを傷つける側になる。
これが、わしにはつらかった。
魔物を倒せば終わり、というだけの話ではない。
魔物がいなくなったとしても、人間が抱えていた苦しさまで簡単に消えるとは思えなかった。
ここで、転職という言葉が少し違って見えてきた。
わしにとって転職は、仲間を好きな職業に育てる楽しい仕組みだった。
でも、この町の人々を見ていると、何者になるか、これからどう生きるかを自分で決められること自体が大切なんじゃないかと思えてきた。
ネリスの姿を見ていると、自分で未来を選ぶことが難しくなった人間の苦しさまで感じられた。
ダーマ編は転職ができるようになる場所なのに、そこへたどり着くまでに「選べないこと」の怖さを何度も見せられる。
この作りが、わしには強烈だったんじゃ。
5.アントリアを倒して、ようやく取り戻したもの
終盤では、石像を動かして鏡の光を反射させる仕掛けにも苦労した。

力を奪われ、町の嫌な空気を味わい、裏切りにも遭い、さらに仕掛けを越えなければならない。
「まだ終わらんのか!」
そんな気分になるくらい、ダーマ編は長く感じられた。
そしてアントリアを倒し、ようやく奪われていた力を取り戻した。

転職ができる。
本来なら、ここで「さあ、誰を何の職業にしようか!」と喜ぶはずだった。
でも、そのときのわしには少し違う感覚があった。
「ようやく自由に職業を選べる」
新しい機能を手に入れたというより、奪われていたものが帰ってきた。
その気持ちの方が強かった。
ダーマ神殿へ向かう前、わしは職業を選べることを当たり前の楽しみとして考えていた。
それが、選べなくなったことで初めて、その楽しさの意味が変わった。
魔法が使えないときには、回復呪文のありがたさが分かった。
転職できないときには、仲間の将来を自分で考えられるありがたさが分かった。
どちらも、できていたときには深く考えていなかったことじゃ。
だから、わしにとってアントリアを倒した瞬間は、単なるボス撃破ではなかった。
自分で選べる冒険へ、ようやく戻ってこられた瞬間だった。
6.転職できるようになっても、後味は残った
事件が解決すると、町の人々もそれぞれの道へ進み始める。

それを見ながら、わしには少し引っかかるものが残った。
「これでほんまによかったんやろか」
力を取り戻したからといって、それまでに起こったことが全部なくなるわけではない。
裏切られたことも、人間の弱さを見せつけられたことも、ネリスの悲劇も、わしの中には残っている。
町の人々がこれから何を選び、どう生きていくのか。
そこまでは、わしが決められることではない。
だからこそ、自分の進む道を自分で選べることには意味があるんじゃと思った。
ダーマ編へ入る前、わしが欲しかったのは転職システムだった。
マリベルを魔法使いにして、ガボの職業を考えて、仲間たちを好きなように育てたかった。
それは最後まで変わらない。
でも、長い苦難を越えたあとでは、その何気ない楽しみが少し違って感じられた。
自分で決める。
自分で選ぶ。
そして、その選択で冒険を続ける。
わしがダーマ神殿で取り戻したかったのは、結局そういう自由だったのかもしれない。
転職ができるようになったことより、そこへたどり着くまでの絶望感が強く心に残った。
それでも、ようやく選べるようになったんじゃ。
だったら、わしは自分の好きな職業を選ぶ。
誰に何と言われようが、マリベルには魔法使いが似合うと思うんじゃ。
マリベル、魔法使いになれ!! わしはその自由を取り戻すために、ここまで来たんじゃああ!!

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